変額保険ってどういう保険?

変額保険は生命保険の中でも、投資信託のような仕組になっている保険で、死亡保険金、解約による返戻金、満期保険金の額がその運用成績によって変額します(最低保証額はアリ)。
参考までに、その逆の特徴をもつ保険を定額保険と呼びます。

基本的に多くの保険会社では、変額保険商品に対し、いくつかの運用対象(主に投資信託。投資対象は日本株式、外国株式、外国債券、バランス型など)を設定し、それを契約者が自由に組み合わせ、最終的な運用対象を決定します。

こういった性質上、変額保険はハイリスク・ハイリターンの特徴を有しています。

かつて定額保険の利率は高く、貯蓄商品としての魅力もありましたが、いまは低金利の時代となり、しかも保険料の値上げ、満期金や解約返戻金の引き下げなどがあり、リターンの低さが契約者の悩みのタネでもありました。

変額保険はそういった背景から、定額保険の欠点を補う商品として注目を集め始めたと言えます。

変額保険には有期型と終身型の2種類あり、有期型は10~30年の一定期間の間、運用を行い、保険契約終了時に満期保険金が支払われる方式で、その点養老保険と似ています。

終身型は文字通り保険料を終身ないし一定期間支払い、契約期間中なら死亡した時点で死亡保険金が支払われます。


変額保険の有効性とは

変額保険の有効性は、運用次第で保険金額が多くもらえる可能性を持っていることですが、もうひとつ、インフレ対策の面もあります。運用対象の投資信託における投資対象に外国の株式や、債券が含まれている点に注目してみてください。

これらは、円建てではなく外貨立ての運用がなされているものもあり、もし万が一日本がインフレに陥ったとき、日本円の価値が急落します。そうなると保険によってうけとれるはずだった100万円の価値も下がってしまいます。

外貨建ての商品を含んでおり、資産の間接的な分散効果もある変額保険の方が、定額保険よりも「有事の際のリスクヘッジ」としては有効になります。

避けられない「国内リスク」

インフレなんて起こるわけないじゃないか、その証拠に日本はこの40年、世界的にもまれにみる安定的な経済状況にあるのだから。とタカをくくれないのが今の日本です。

我々は今何気なく毎日を暮らしていますが、実はその裏で日本経済の台所事情は火の車になりつつあります。
・年金問題
・国債問題
・税制問題

たとえば年金問題。
我々がいま納めている年金は、今の高齢者たちに振り分けられているという事実があります。これが何を意味するかというと、ウラを返せば、すでに資金的なプールは無いんですね。
このままでいくと、われわれ3,40代が高齢者になったとき、同じように若年層が保険料の支払いをすることになるわけですが、少子化問題で保険料を納入する人々の絶対数が減るわけです。それすなわち「分け前」はどんどん少なくなっていく。
そうなると保険どころではなく、毎日の生活すら危うくなります。

国債問題でいえば、膨らみすぎた日本政府の国債がすでに飽和状態にあり、これ以上の国債発行は危険なレベルと言われています。日本経済が成り立っているのは、国債をたくさん発行して、金融機関を活発にし、国民を働かせることで税金を接収する、内部循環方式で成り立っているので、国債発行が少なくなれば、国の生産力低下を招くでしょう。

税制問題は消費税率の引き上げや相続税をはじめとする各種控除の廃止などです。
これらが何を意味するかというと、「究極的には」金持ちからも貧乏人からも税金を取れるだけ取って、国の生産力を維持する国の狙いです。ここだけのハナシですが。

何をバカなことを、と思われるかもしれませんが、可能性の一つとしては想定に足る範囲でしょう。

これら3つの要素を含んで国の将来を考えれば、インフレリスクが全くないとは言い切れないことがわかると思います。変額保険の有効性を一度考えてみてはいかがでしょうか。


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