比較的安全な運用ができる金融商品

老後の資金を貯めたいが、貯蓄だけで十分な額が貯まるかどうか…。なんとか収入を増やしたいものの限界はあるし、支出を減らそうとしてもまだまだ子供にはお金がかかりそうだ。
なんとか上手く資金を貯めることができないものか…。

といったお悩みを抱えた方に、資金を保護しつつ比較的安全に運用できる金融商品をご紹介します。

銀行に預けるだけではすでにスズメの涙さえ、利息として戻ってきません。多少なりともリスクを掛け、手持ちの資金を上手に運用することが、老後の生活を豊かにするうえでも大切な要素となります。

運用に抵抗のある方は少し考えるきっかけを持っていただき、既に積極的に資金運用されている方は、「老後の資金源」というテーマのもと、安全な運用について考えていただく一助になれば幸いです。

積み立て預金による複利運用の活用


手堅く増やす方法として、定期預金などを使い、毎月少しづつ積み立ててその受取利息も複利運用する、というものがあります。たとえば毎月3万円を定期に預け入れたとして10年満期で年率1%の利息が受け取れるとします。

これを単利(利息の発生ごとに受け取る)と複利で比較してみましょう。

<単利の場合>
1年後の利息:36万円X1.01%=3600円
2年後の利息:72万円X1.01%=7200円
10年後の利息:元本360万円で受取利息は3.6万円となります。

<一方複利の場合>
1年、2年後は単利とほぼ変わらず
3年後には元本109万円、
5年後には182万、10年後には368万円と複利効果で8万円の利息を得ることができます。
これが20年後には単利727万、一方複利は755万と実に28万円もの利息の差がつきます。

この単利と複利の利息差は、積み立て利率が大きくなればなるほど開いてきます。

ただこの方法を取ろうと決めたとき、あなたが何歳かで積み立て可能な年数が決まり、貯蓄できる限界金額が決まってきます。もしもあなたが50代なら、定年まで10年ちょっとしかありませんから、現実的に10年余りしか積立貯蓄できない計算になりますし、満期を10年分の利息しかうけとれないこともデメリットとなります。

しかしながらこれを回避する積み立て方法もあります。

満期時期が分かれるようにする、分散型の積立資産形成を行えば良いのです。つまり毎年いくらかのまとまった貯蓄額を、毎年、満期の異なる貯蓄に回していく方法です。

これなら30歳の時に貯蓄した分はたとえば30年満期であれば60歳の時に満期を迎え、35歳の時の貯蓄なら65歳の時に満期を迎えるといったようなイメージです。
満期を迎える貯蓄商品が定年後毎年、利息を伴って返ってくるというわけです。

外貨建て商品の活用~外貨建てのメリット・デメリット


外貨建ての資産形成は日本円での資産形成よりも利息が高く、増やしやすいものの、為替変動などのリスクもあり、なかなか一筋縄にはいきません。しかしながら、外貨建てのメリットは日本で暮らし、日本円だけで生活するという見えないリスクを分散させるのにも役立ちます。

われわれ当たり前のように日本円を使っていますが、絶対的なものではなく、為替変動リスクを負っているものと認識しましょう。

日本円の価値が急激に下がったり、インフレになってしまうと極端な話、昨日の1万円札が明日は100円の価値しかなくなるケースもあるわけです。

外貨で資産形成をある程度行っておけばそのリスクは和らげることが可能です。
ただし、投資する通貨選びには注意が必要です。

トルコリラや南アフリカランド、ブラジルレアルなどを代表とするいわゆる高金利通貨は、政情不安もありますし、経済的な急成長を遂げる可能性はあるものの、それが長く続くとは限らないため、長期的に安定した投資先とは言えません。

つまり投資対象としてはリスクが高く、老後の資金貯蓄目的には不向きです。円に対する流動性リスクが低く、コストも少なく、また日本にない資源を持っている通貨で貯蓄を行うのが王道です。

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